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アニメ好きのためのおすすめ特集

おすすめアニメ特集!ファンタジーバトルアニメ『ダイの大冒険』1話感想【注目シーン付き】

今回「アニメぶらり旅」で紹介するのは

ダイの大冒険

人気ゲームでお馴染みのドラゴンクエストの世界を描いた

ファンタジーバトルアニメです!

 

ダイの大冒険が初めてアニメ化されたのは1991年。

そして、なんと約30年振りにリメイクされて帰ってきました!

まさに不朽の名作と言えますね。

 

今回は、漫画もアニメ版も全て制覇していた筆者が、

第1話を見て1991年版とどこが変わったのか触れながらご紹介します。

 

ファンタジーバトルアニメ『ダイの大冒険』 

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©三条陸稲田浩司集英社ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京 ©SQUARE ENIX CO., LTD.

あらすじ

勇者によって魔王・ハドラーが倒され幾星霜。魔王から解放されたモンスターが暮らす南海の孤島にたったひとり、勇者に憧れる少年・ダイの姿があった。しかし、魔王・ハドラーの復活により彼の運命が一変。ダイの、世界を救うための大冒険が幕を開ける。

U-NEXTより

 

主なキャラと出演声優

(ダイ)
声 - 種崎敦美
(ポップ)
声 - 豊永利行
(マァム)
声 - 小松未可子
(レオナ)
声 - 早見沙織
(アバン)
声 - 櫻井孝宏
(ヒュンケル)
声 - 梶裕貴
(ブラス)
声 - 緒方賢一
(ゴメちゃん)
声 - 降幡愛
(ハドラー)
声 - 関智一
(クロコダイン)
声 - 前野智昭

 

主題歌

オープニングテーマ「生きるをする」
エンディングテーマ「mother」

 

ダイの大冒険』のここが面白い!

ドラゴンクエストの世界がオリジナルストーリーで描かれていて、

ゲームで存在していたお馴染みの物(魔法・モンスター・アイテムなど)が

続々と登場してくる!ドラクエ好きにはたまらない。

ストーリーは勇者と魔王にまつわる戦いのなかで主人公・ダイたちが

どのように成長していくのかが見どころ!

ダイの仲間だけではなく、敵である魔王軍にも魅力あるキャラクターが多く、

「今日の敵は明日の友」といった少年漫画らしいアツい展開が魅力的。


注目キャラ

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©三条陸稲田浩司集英社ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京 ©SQUARE ENIX CO., LTD.
「ダイ」

 

デルムリン島でモンスター達と共に生活している12歳の少年。

元気一杯で正義感が強く、勇者に憧れている。

育ての親である鬼面道士のブラスからは魔法使いへの道を叩き込まれるが、

やる気のなさと苦手意識から一度も魔法は使えていない。

その代わり、持ち前の素早さを活かした剣術が得意。

 

1話ではまだその才能の片鱗は見えないが、

実は闘いの遺伝子の持ち主で、生まれながらに強力な力を秘めている。

その正体は2話以降で徐々に明らかに…。

 

ダイの声優はキテレツ大百科のキテレツ役でお馴染みの藤田淑子さんから

種崎敦美さんに変わっていて、かなり爽やかボイスになっています。

この変化は好みが分かれそうな所…。

 

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©三条陸稲田浩司集英社ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京 ©SQUARE ENIX CO., LTD.
「ブラス」

 

ダイの育ての親である鬼面道士。

モンスターでありながらも、デルムリン島で人語を唯一話せる人格者。

面倒見が良く、ダイからもじいちゃんと大変強く慕われており、

ダイを魔法使いに育て上げたかった為、数々の魔法の契約を結ばせている。

魔法の修行中、失敗だらけのダイを見たときに

「ばっかも~ん」と一喝して杖で頭を小突くシーンと声が印象的。

 

ちなみに1話を見た時に一番驚いたのがこのブラス爺ちゃんの変化です。

1991年版ではオレンジ色の体色だったのに、なぜか真っ白に…。

そしてブラス役の声優の変化はさらに衝撃的でした。

 

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©水木プロ・東映アニメーション

1991年版のブラス役はゲゲゲの鬼太郎目玉おやじでお馴染みの田の中勇さん。

「おい!鬼太郎!」の声が蘇ってきますね。

ダイの大冒険に出てくるブラス爺ちゃんも、

鬼面道士というモンスターでありながら本当に素晴らしい人格の持ち主で、

デルムリン島に流れ着いた赤ん坊のダイを拾って

真心込めて育て上げていくシーンが特に感動的だった印象深いキャラと声です。

 

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©Nintendo/HAL Laboratory.inc.・CBC

一方、2020年版の方は星のカービィに出てくるデデデ陛下の緒方賢一さん。

「~ぞい」という語尾が印象的なバカキャラだったデデデ陛下である。

「ばっかも~ん」とダイの頭を叩く

ブラス爺ちゃんの杖もデデデ陛下のハンマーに見えてくる件…(笑)

 

約30年振りのリメイクなので、

当時の声優さんがお亡くなりになられていたりする関係で致し方ないのですが…。

 

目玉おやじの声からデデデ大王の声に変わるのは

当時に何度も何度も見ていた者としては違和感ありまくりでした。(変わりすぎ)

ブラス爺ちゃんと言えば田の中勇さんの声なんだよなぁ…。

 

気になる方は1991年版と2020年版で見比べてみてくださいね。

 

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©三条陸稲田浩司集英社ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京 ©SQUARE ENIX CO., LTD.
「ゴメちゃん」

 

翼の生えた金色のスライムで種族名はゴールデンメタルスライム

ダイの大切な友達。ゴメちゃんは種族名を縮めてダイが命名したもの。

巷では世界に1体だけの希少なモンスターとして知られている。

 

可愛い見た目に加えて「ピー」と鳴く声が印象的なマスコット的キャラ。

言葉はしゃべれないものの言語を理解することは出来る為、

身体を変形させて意思を伝達することが出来る。(これがまた可愛い!)

 

漫画の方では終盤にその真の正体が明かされる。

 

注目シーン

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©三条陸稲田浩司集英社ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京 ©SQUARE ENIX CO., LTD.
「デルムリン島の平和な日々」

 

デルムリン島でモンスター達と暮らす少年ダイは

育ての親である鬼面道士のブラスに魔法の修行でこってり絞られる日々。

種族は違えども深い親子の絆が垣間見えるシーン。

 

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©三条陸稲田浩司集英社ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京 ©SQUARE ENIX CO., LTD.
ドラゴンクエストのモンスターが大集合!」

 

島のモンスター達を保護するためにデルムリン島を訪れたというニセ勇者一行。

そうとは知らず、ダイは島のモンスター達に集合の呼び笛を吹く。

 

すると、ドラゴンクエストでお馴染みのモンスター達が大集合!

1991年版では描かれていないモンスターも多数登場してます。

 

ドラゴンクエスト好きにはたまらないシーンですね。

 

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©三条陸稲田浩司集英社ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京 ©SQUARE ENIX CO., LTD.
「ニセ勇者一行」

 

デルムリン島のモンスターの保護というのは嘘で、

世界に1体しかいない希少なモンスターである

ゴールデンメタルスライム(ゴメちゃん)の

捕獲が目的だったニセ勇者一行。

 

ダイを騙して島のモンスター達を痛めつけ、

ゴメちゃんをさらっていってしまいます。

 

ちなみに置き土産に放っているのはイオラ(爆裂系呪文)

ニセ勇者(でろりん)のくせに結構な高等魔法を使ってくる件(笑)

 

そんな悪さばかり考えているニセ勇者一行ですが、

漫画の方では終盤に世界崩壊しそうな場面で、ニセ魔法使いのまぞっほが

 世界を救う大仕事を成し遂げる意外性も持ち合わせていたりします。

(実は根は良い人達なのかも。)

 

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©三条陸稲田浩司集英社ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京 ©SQUARE ENIX CO., LTD.
「いきなりドラゴンが登場!」

 

ニセ勇者にさらわれたゴメちゃんを奪還するため、

逃げる船を追おうとするダイに秘策としてブラスから魔法の筒を託される。

 

この魔法の筒とは「イルイル」の掛け声でモンスターを魔法の筒の中に封印し、

「デルパ」の掛け声でモンスターを出すことが出来るというアイテム。

 

早速、島でまだ動けるモンスター達をかき集めて魔法の筒に封印していくダイ。

さらに、かつて魔王に授けられたという未知のモンスターが入った魔法の筒も

ブラスから受け取り、いよいよニセ勇者達が逃げ込んだ船に反撃をかける!

 

最初は優勢に戦っていたものの、徐々にニセ勇者と帯同していた王国の兵士達に

追い込まれていくダイとモンスター達。

ピンチに陥ったダイはブラスから託された

未知のモンスターが詰まっているという魔法の筒を使う。

 

すると、なんと中からはドラゴンクエスト屈指の強さを誇るドラゴンが登場!

 

まさかの1話からドラゴンが登場する展開に胸アツ!

ちなみに1991年版では未知のモンスターは色々出ていたが、

シルエット風であまりはっきりとは描かれていなかったはず。

 

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©三条陸稲田浩司集英社ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京 ©SQUARE ENIX CO., LTD.
キングスライムも登場!」

 

ドラゴンを呼び出し優勢に立ったダイ達だったが、

ニセ勇者一行の僧侶ずるぼんにゴメちゃんを人質に取られまたもやピンチに。

 

その時、魔法の筒から出てきていた多数のスライム達が

魔法の筒の紋章を見て共鳴反応を起こし…

 

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©三条陸稲田浩司集英社ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京 ©SQUARE ENIX CO., LTD.

合体してキングスライムが登場!

ニセ勇者一行を一網打尽に踏みつぶす。

 

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©三条陸稲田浩司集英社ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京 ©SQUARE ENIX CO., LTD.

最後はニセ勇者でろりんを魔法の筒に封じ込めて一件落着。(顔芸やめろ笑)

 

(あれ?魔法の筒ってモンスターだけでなく人も封じ込められるの?)

 

という野暮な質問はしないことにする(笑)

1991年版でも最後はニセ勇者を魔法の筒に封じ込めてハッピーエンドだったしね!

 

ただ、このハッピーエンドに至るまでの経緯はリメイクで大分変わってました。

そもそも1991年版ではゴメちゃんを捕獲したニセ勇者一行が

ロモス王にその功績を認められて報奨金を受け取り、ロモス王国で

その祝いのパーティーを開催してもらっていた所を

ダイ達が魔法の筒を使って襲撃するというお話でした。

 

当然、その過程だった報奨金をもらったニセ僧侶のずるぼんがロモスの城下町で

服を買い漁っている所をおばけきのこの甘い息によって眠らせ、

小屋に監禁してゴメちゃんを捕えてる場所を聞き出すシーンもなければ

その後、小屋で監禁されたずるぼんが縄が食い込んで痛い振りをして

見張り役のスライムを誘惑して騙すシーンも全カットでした。

 

(主人公が小屋に人を監禁して情報を聞き出す描写が道徳的にまずいのかな。)

 

1991年版と大分変わってると思うので、気になる方は是非チェックしてみてください。

 

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©三条陸稲田浩司集英社ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京 ©SQUARE ENIX CO., LTD.
「覇者の冠と勇者ダイ」

 

最後はブラス爺ちゃんがゴメちゃん奪還の経緯をロモスの王様に話して

めでたしめでたし。(ブラス爺ちゃんが人より知的過ぎて困る。)

 

勇者に進呈するはずだった覇者の冠は

友達(ゴメちゃん)を守るために勇敢に戦ったダイに贈られることに。

 

この時点では特に注目されていない覇者の冠ですが、

漫画の方では物語中盤に重要な役割を果たすことに…!

 

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©三条陸稲田浩司集英社ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京 ©SQUARE ENIX CO., LTD.
「パプニカ王国の王女レオナ姫」

 

第1話の最後の方ではパプニカ王国から訪れたレオナ姫も登場。

その第一声は…

「あなたが勇者ダイ。」

「や~だぁ、こんなに小さいのぉ?頼りなさそう~!」

 

うんうん。ここは変わっていないね!

レオナ姫の声も当時と比べると少し違和感はあるけど、

この出会って最初にバカにされる感じが懐かしい。

 

リメイクされてもやっぱりダイの大冒険は名作だな。

 

感想

良かった点

ドラゴンクエスト好きなら必見!

ゲームでお馴染みの設定も忠実に再現されている

これ以上ないほど王道のファンタジーバトルアニメ。

登場キャラクターはどれも表情豊かで個性的なので見ていて楽しいし、

友情×努力×勝利という鉄板の展開で清々しい気持ちになれる作品です。

 

1991年版と見比べてみると、

ドラゴンクエストの世界がリアルにパワーアップして戻ってきた感じ。

約30年振りということもあって、1991年版と比べて圧倒的にグラフィックが綺麗。

第1話にしてたくさんのモンスター達が追加で登場していたし、

今後の話も当時描かれなかった部分が出てくるのかな?という期待感あり。

 

悪かった点

初めて見る人にとっては悪い点はないと思えるぐらいの名作。

強いて言えば、友情×努力×勝利という少年漫画の鉄板の展開なので、

最近のアニメのようにストーリーや設定に捻りが欲しい人には

展開が読めて少し退屈だったりするのかもしれない。

 

1991年版と見比べてみると、

当時の放送であった過程の部分が大幅にカットされていたり、

綺麗な展開に修正されていて、あれ?となることも多かった。

特に声優の大幅な変化は印象的で、

爽やかすぎるダイとデデデ陛下のブラス爺ちゃんにはかなり違和感が…(笑)

 

昔のダイの大冒険を懐かしみながら見る方は約30年振りのリメイクということを

念頭に入れて見る方がいいかもしれないですね。

 

おすすめ度

こんな人におすすめ
  • ドラゴンクエストが好きな人
  • 王道のファンタジーバトルアニメが好きな人
  • 友情×努力×勝利のストーリー展開が好きな人
総評

★★★★★★★★★☆(9点)

 

色々と変化はあるけれど、リメイクされてもダイの大冒険はやっぱり名作!

まだ見たことのない人は是非見て欲しいおすすめの作品です!